Raptor LC カラム: 進化した選択性
- より優れた効率が分析時間を大幅に短縮します。
- より良い選択性が分離能を大きく改善します。
- 既存のHPLCでもUHPLCでもサンプルスループットは増大します。
- 信頼性の高い再現性を可能にする耐久性に優れた堅牢なカラムです。
新たな時代の幕開け
表面多孔性粒子(一般にSPPまたは「コアシェル」粒子と呼ばれる)の効率は、より低い背圧で高速分離をもたらすと実証されています。この利点により、既存のHPLC機器でもより迅速な分離を実現することができます。また、Small-particleテクノロジーであるSPPは、全多孔性粒子と比較してUHPLCの効率を向上させることができます。 SPP粒子は、固体の不透過性コアをシリカの薄い多孔質層で覆っているため、拡散経路が減少し、ピークの拡散が抑えられます。 その結果、類似サイズの従来の全多孔性粒子よりも効率は大幅に向上します。コアシェル粒子はLCを変えましたが、それは始まりに過ぎません・・・。
新たな種の誕生
Restekは、Raptor LCカラムの導入によりSPPコアシェルテクノロジーがより進化したと自負しています。表面多孔性粒子によりカラム効率が向上し、分析時間は大幅に短縮されましたが、ピーク分離のような分離能にはほとんど影響がありません。そして選択性は分離能に大きな影響を与えますが、分析時間の短縮にはほとんど影響を与えません。Raptor LCカラムは、堅牢な1.8、2.7、5 µmの表面多孔性粒子とRestek独自のUltra Selective Liquid Chromatography (USLC)固定相を組み合わせ、クロマトグラファーに両者の長所を提供します。
Raptor LCカラムは、SPPのスピードと選択性に優れたUSLCテクノロジーの分離能を組み合わせた最初のカラムであり、迅速かつ効率的な分析法開発のための最も強力なツールを皆さまへもたらします。また、Raptor LCカラムは、お客様が信頼する製造および品質システム、そして業界最高のPlus 1サービスによって支えられています。それがRestekの製品です。重要な分析には、ぜひRaptorをご選択ください。進化した選択性を体験できます。
図 1: Raptor LCカラムだけが、 表面多孔性粒子の高い効率とUSLC固定相による分離能の向上を実現します。
一般的な固定相の全多孔性粒子は、保持時間が長く、分離能は低くなります。 |
一般的な固定相の通常の表面多孔性粒子(SPP) は、全多孔性粒子にくらべて保持時間は短くなりますが、分離能は低いままです。 |
選択性に優れたUSLC固定相を有するRaptor LCカラムだけが、より短い保持時間とより高い分離能をもたらします。 |
進化したクロマトグラフィー
USLCの選択性と一体化してこそ、表面多孔性粒子テクノロジーの効率性は発揮されます。Raptorカラムを使用すると、メソッド開発を迅速化し、サンプルスループットを向上できます。 2.7および5 µmカラムを使用することで、従来のHPLC装置をアップグレードすることなく効率と選択性を大幅に向上させることができます。そしてRaptor 1.8 µm LCカラムは、スモールコア粒子に表面多孔性被膜という2つの効率化をもたらし、UHPLCワークフローを発展させることができます。
- 高速分析が可能で、グラジエント調整に時間を要しません。
- アイソバリック化合物や分離の難しい化合物を分離しやくすくなります。
- ボイドボリューム付近での化合物の溶出を避け、イオンサプレッションを抑えることができます。
- 複雑な移動相の使用やメソッドを何度も変更する必要がありません。
Raptor LCカラムの解剖: 新種に迫る適応能力: Raptor LC カラムRestekの専門研究開発グループは、表面多孔性粒子(一般にSPPまたは「コアシェル」粒子と呼ばれる)のあらゆる側面を研究し、SPP構造とRestekの選択性に優れたUSLC固定相の両方に最適なボンディングケミストリを開発しました。 しかし、私たちはそれだけにとどまりませんでした。新しい独自のカラム充填技術の導入に加え、LCカラムハードウェアもグレードアップしました。粒子だけでなく、充填やハードウェアにも目を向けることで、Raptor LCカラムの一つ一つが再現性のある堅牢な性能を発揮することを確認しました。 1. 厳選されたフリット 2. 頑丈なラベル 3. 独自のカラム充填技術 4. Raptor SPP粒子 粒度分布が狭いシリカ アップデートされた化学結合技術と QC |
保全
Raptor EXP ガードカラム—すべてのRaptorカラムに対応
LCカラムは、その性能、寿命、フリットサイズにかかわらず、クロマトグラフィーアッセイに使用される最も高価な消耗品です。そのコストに見合うよう、すでに頑丈なRaptor LCカラムの寿命をさらに延ばすために、新しい表面多孔性粒子とOptimize Technologies社が開発した特許取得済みのガードカラムのハードウェアを組み合わせました。 特にdilute-and-shoot やその他の最小限のサンプル前処理をおこなう場合には、どんなRaptor カラムと組合わせても、微粒子やマトリックスの汚染からの究極の保護を得ることができます。
1. 特許取得済みチタンハイブリッドフェラル
高圧シール性を損なうことなく、繰り返し使用が可能です。
2. Free-Turn 構造
入口/出口の配管を外すことなくカートリッジ交換が可能で、ツールは不要です。
3. 自動調整接続
あらゆる10-32メスポートにZDV(ゼロデッドボリューム)接続を提供します。
4. 柔軟な設計
用途に合わせて、長いナットや工具不要のオプション(下記)にも交換できます。
5. 一方向性Raptorカートリッジ
インタンデム開発
Raptor LCカラムと完全に組み合わせできるように作られています。
優れた充填技術
1,034 bar (UHPLC)/600 bar (2.7 µm)/400 bar (5 µm)の動作圧力に耐えることができます。
Restekの品質
信頼できる製造とQCシステムに支えられています。
ハイブリッフェラル U.S.Patent No.8201854、EXP ホルダー U.S.Patent No.8696902、EXP2レンチ U.S.Patent No.D766055. その他、米国および他国においても特許出願中です。 EXP、Free-Turn、接頭語Opti-はOptimize Technologiesの登録商標です。
UltraShield UHPLC プレカラムフィルター—1.8 µm Raptor カラム用SPE、SLE、またはその他のさまざまなサンプル前処理をおこなったサンプルに対し、1.8 µm Raptor カラムと、ガードカートリッジの代わりに UltraShield フィルターを組み合わせると、カラム外容量を最小限に抑え、UHPLCサンプルスループットを最大化できます。UltraShieldフィルターは、カラム性能にほとんど影響を与えずに微小粒子から経済的に保護し、15,000 psi(1,034bar)までの耐圧を備えています。 さらに、UltraShieldフィルターはシステムの背圧の幅を大きくすることはありません。 |