Rxi GCカラムで実現する迅速で高精度な分析
Rxi 3-in-1テクノロジー(優れた不活性度、低ブリード、高い再現性)が達成すること、それは:
- 高精度なデータ
- 再現性のある分析結果を迅速に
- 装置稼働時間の最大化
常に求められるのは迅速かつ高精度なデータ
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Rxiカラム: 継続的な成功のために
お客様の立場からみても、私たちサプライヤーの立場においても、何か問題が起こった際に私たちが誠実であることは重要だと認識しています。Restekは、私たちに対する信頼を維持し、企業としての原則を遵守することを忘れません。だからこそ、Rxiカラムの生産工程を徹底的に管理し、常に約束通りの性能を実現する最高品質の製品をお届けしています。RxiカラムにはRestek Pure Satisfactionという他に類を見ない保証が付帯しており、信頼性とパフォーマンスが保証されています。
フューズドシリカ:フューズドシリカはカラム製造における最も基本的で重要な原材料の一つです。Rxiカラムの品質は、まさにこのフューズドシリカから始まります。そのため、当社ではフューズドシリカのチューブの供給源を厳選し、最高品質を確保することを最優先しています。さらに、Restek独自の技術を駆使して、フューズドシリカチューブを厳密な仕様で引き伸ばし、仕上げに特別なポリイミド樹脂を塗布しています。このポリイミド樹脂は、何層にも重ね塗りされることで、高温化におけるカラムの耐久性を大幅に向上させ、安定性を確保します。その結果、フューズドシリカチューブはその応用範囲を広めさまざまな分析に対応可能となりました。
不活性化:不活性化は、Rxiカラムの性能を最大限に引き出すための重要な工程の一つです。フューズドシリカチューブを引き延ばした後、次に行うべきはその表面を不活性化することです。この工程において、Restek独自の表面不活性化技術が大きな役割を果たします。シラノール基を効果的に遮蔽することで、極性化合物や酸・塩基に対する不活性度を確保します。その結果、対称的なピークが得られ、検出感度が高まり、微量成分の検出にも優れた性能を発揮します。
固定相の化学的特性:Rxiカラムには、原料の自社生産に加え、独自に開発した固定相を使用しており、最も困難な分離を求められる分析においても卓越した性能を発揮します。これにより、必要な選択性が強化され、複雑なサンプルの精密な分析が可能になります。各Rxiカラムは、不活性化されたフューズドシリカチューブにクロスリンクされ、強力な機械的特性を持つ層を形成します。この層の構造により、長寿命で頑丈な最終製品が得られ、過酷な条件下でも安定した性能を維持します。また、このユニークなクロスリンク技術により、低ブリードを実現し、ピークの対称性や高い検出感度が保証されるとともに、保持時間の再現性も確保されます。RestekのRxiカラムは、Rxi-5Sil MSなどの広く使用されている製品から、特殊な用途に対応するRxi-PAHまで多岐にわたり、すべて自社施設で開発されています。これにより、より高い品質管理基準を確立し、お客様の特定のニーズに合わせた最適な製品の提供が可能となりました。
品質管理:すべてのRxiカラムは、不活性度、選択性、膜厚、効率、カラムブリードといった重要なパラメータについて、個別に詳細なテストを実施しています。これらのテスト結果は、厳格な品質管理(QC)仕様に基づいて定量的に評価されるため、他のカラムと比較しても高い再現性と信頼性を持ち、特に低ブリードの性能が保証されます。さらに、Rxiカラムのテストはバッチでの評価ではなく、全てのカラムで1本ずつ個別に実施しています。テストで得られた重要な性能データ、例えばブリード量などは、すべてRxiカラムに同梱されるクロマトグラフィーテスト報告書に詳細に記載されています。Restekから出荷されるすべてのRxiカラムは、業界で求められる最も厳しい要求を満たすか、それを超える基準を満たしていることが証明されています。
Rxiカラムを勧める理由
Rxiカラムは、クロマトグラフィー分析における「最高」の選択肢として設計されています。「最高」とは、データ精度の高さと結果の再現性を迅速に確保しながら、装置稼働時間を最大化する点です。予算削減が求められる現場においても、Rxiカラムは高い信頼性を提供し、分析者の負担を軽減します。
高精度なデータ
GC分析において最も重要なのは、高精度なデータを得ることです。そのためには、分析装置の性能が大きな役割を果たします。ここで注目すべきは、画期的なRxi 3-in-1テクノロジーです。このテクノロジーで、優れた不活性度と低ブリードという二つの重要な要素を兼ね備えた、再現性の高い分析が可能な高性能カラムが実現しました。特に、低濃度サンプルの分析において、精度の高い結果を得ることができます。
優れた不活性度
Restekの3-in-1テクノロジーは、Restek eXtreme Inertness(Rxi)の名にふさわしい、極めて高い不活性度を誇るカラムを実現しています。この卓越した不活性度により、SN比が向上し、実際のサンプル中に存在する化合物を一貫して同定・定量する能力が大幅に向上します。昨今のGC分析においては、検出限界はより低い濃度が求められるようになっています。そのため、不活性度の重要性は一層高まっています。カラムに活性部位が存在する場合、酸性、塩基性、および極性化合物はその影響を受けて顕著なテーリング(ピークの広がり)を示すことがあります(Figure 1参照)。これにより、分析結果の精度が低下し、信頼性に欠ける結果となることが避けられません。しかし、Rxiテクノロジーが提供する不活性度は、このような問題を解決し、多くの場合、たった一本のカラムで幅広い化合物を高感度で分析することが可能です。
Figure 1: 従来のGCカラムと比較して、Rxiカラムは優れた不活性度を示し、分析困難な化合物に対しても良好なピーク形状を示します。
低ブリード
Rxiカラムは、他社製カラムと比較して圧倒的に高い安定性を誇ります。この安定性により、低ブリードが実現され(Figure 2参照)、バックグラウンド汚染が大幅に低減します。結果として、SN比や分析感度が向上し、検出限界を改善します。これが、低ブリードRxiカラムが微量濃度の分析に選ばれる理由です。さらに、ブリードによるコンタミネーションが減少するので、質量分析(MS)などの高感度検出システムに最適です。ブリードの影響が抑えられることで、質量分析ライブラリとのマッチング精度も向上し、より高精度な分析結果が得られます。
Figure 2: Rxiカラムは主要なカラムブランドの中で最もブリードが低いカラムです(微量濃度の分析で検出感度と精度が向上しています)(分析条件を含む完全版はPDFでダウンロード可)。
高い再現性
予測不可能な保持時間やピークのシフトは、フラストレーションとなり、最悪の場合には分析自体の中断を引き起こすこともあります。しかし、Rxiカラムはその比類のない製造精度と厳格な品質管理により、交換後でも常に同じ高い性能を維持します。この信頼性の高さは、効率、保持、ブリード、不活性度といった重要な性能指標において、常に業界標準を上回っていることが証明されています(Figure 3参照)。
Figure 3: Rxiカラムは、カラム間およびロット間の再現性を保証するために設計され、QCテストされています(ピークリストと分析条件を含む完全版はPDFでダウンロード可)。
再現性のある分析結果を迅速に
Rxiカラムを使用すれば、再現性のある分析結果を迅速に得ることができます。このカラムの優れた不活性度により、一貫したピーク形状と保持時間が実現され、低濃度のターゲット成分も精度良く定量できます。さらに、Rxiカラムは高い再現性を持ち、メソッドに準拠した信頼性のあるデータを作成するのに役立ちます。これにより、分析者によるばらつきを最小限に抑え、安定して高精度な分析結果を迅速に得ることが可能となります。また、Rxiカラムはカラムブリードを抑える熱安定性に優れているので、より高いオーブン温度で装置を稼働させることが可能です。結果として分析時間が短縮され、サンプルスループットも向上します。加えて、Rxiカラムなら効率的にシャープなピークが得られるので、高温でもターゲット成分の分離を確実に行います。これらの特長を組み合わせることで、データの質を犠牲にすることなく、分析時間を短縮することが可能となります。Rxiカラムを使用することで、迅速で高精度な分析が実現され、サンプルスループットとラボの生産性が大幅に向上します。
Figure 4: Rxiカラムでは、カラム効率が高い(メートルあたりの理論段数(plates/meter)が多い)ほど分離が向上します。
装置稼働時間の最大化
Rxiカラムの開発においては、堅牢性も重要なポイントです。そこで、Restekの耐久性に優れたポリマーをクロスリンクし、極めて不活性化された表面に固定するという方法でRxiカラムを製造しています。したがって、過酷な条件下でも長期間にわたって高い性能を維持します。また、他のカラムよりも優れた耐久性を持つので、カラムメンテナンスやカラム交換、装置の再キャリブレーション、メソッドの再バリデーションなど、手間のかかる作業を大幅に削減できます。さらにGCオーブン温度が高くてもカラムブリードが最小限に抑えられるような設計なので、設置後の平衡化時間は短縮され、その結果装置を迅速に稼働させることができます。この特性により、メンテナンス頻度の低減、ダウンタイム短縮が可能となり、装置の生産性が大幅に向上しました。Rxiカラムで、データの質向上、コスト削減、サンプル分析数増加を同時に達成しましょう。
次のメソッドに最適なGCカラムはRxiカラムです分析が成功するか否かは、適切な固定相の選択にかかっています。Restekでは、極性範囲にわたる多彩な固定相を開発しているので、Rxi GCカラムの選択に困ることはありません。適切なRxi GCカラムを選択して、迅速な分析を実現し、安定して高精度な結果を得ましょう。 Rxiカラム固定相の選択にお困りですか?www.restek.com/ezgcにアクセスし、ProEZGC chromatogram modeler(日本語のページにはこちらからアクセスください)に化合物リストを入力すると、数百のアプリケーションにわたる数千の化合物に対するカスタマイズされた推奨結果を簡単に入手できます!さらに、www.restek.com/postersからは、カラム選択性に関するポスターやガイドをダウンロードして、分析に役立つ情報が入手可能です。 Rxi「Sil」カラムとは何ですか?Restekは、芳香環(アリール基, aryl group)を含む構造をポリマー骨格に導入する技術と独自のRxiテクノロジーを融合し、さらに優れた熱安定性を実現するシラリレン共重合体を含む固定相のサブグループを開発しました。これらの「Sil」シリーズ、つまりRxi-5Sil MS、Rxi-1301Sil MS、Rxi-624Sil MS、Rxi-35Sil MS、およびRxi-17Sil MSカラムは、従来カラムと同等の極性を持ちながらも、選択性の違いにより分析対象に応じた最適な分離が可能で、高いパフォーマンスを発揮します。熱安定性の向上によりカラムブリードが低減されており、質量分析(MS)や高感度アプリケーションに最適です。 |
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Rxi GCカラムを今すぐラボでご活用ください
お客様が行っている分析は、食品や環境の安全性、燃料や医薬品の品質、さらには法制度の正当性を確保するために重要な役割を果たしています。このような重要な分析に今すぐRxi GCカラムを導入することで、多様な分野に役立つ結果を実現しましょう!