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LCの配管を交換するにはどうしたらいいでしょうか

20 Mar 2018

The original English version blog was posted on March 21st, 2018 by Nancy Schwartz.

経験豊かなLCユーザーにとっては、ここで紹介する内容はご存知のことばかりです。その場合、このブログを通じて配管交換に必要なRestek製品を知っていただくことができます。 液体クロマトグラフィーの初心者の方には、お役に立つ情報がきっとあるでしょう。

LCシステムでの配管を交換する場合、どこに取り付ける配管なのか、どのように使用されているのか、配管の材質はなにかといったことによって、最適な方法は異なってきます。 すべての場合において確実にシールするためには、切断面が直角で、きれいな断面にする必要があります。より高い圧力範囲で操作している場合には、これは特に重要です。

PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)チューブは、低圧用途に使用されます。 7,000 psiまでのアプリケーションには、内径0.007インチ以下のPEEKチューブを、5,000 psiまでのアプリケーションの場合は内径0.010インチ以上のチューブを使用することをお勧めします。  内径がわかりやすいように、これらはストライプで色分けされています。

無色= 0.0025インチ
赤= 0.005インチ
黄=0.007インチ
青= 0.010インチ
オレンジ= 0.020インチ

 

PEEKチューブの切断には、チューブカッター(cat# 25069)をお勧めします。下の写真をご参照ください。

ステンレス鋼配管は、UHPLCを含むほぼすべての圧力範囲で使用できます。半永久的なものと考えられており、LC内部の接続は通常ステンレスです。耐久性はありますが、ステンレス鋼は一般的には扱いにくい配管です。先に述べたように、良好なシールを得るためには垂直できれいな切断面が重要です。ステンレス配管は高い圧力で使用されるため、切断面が特に重要になります。このような理由から、ご自身でステンレス配管を切断することは推奨しません。既に希望の長さに切断されたの配管を注文する方がはるかに便利です。Restekでは、長さ 5, 10, 20, 30 cm、内径 0.005 〜0.020インチのステンレス配管を販売しています。PEEKチューブと同じカラーコードを使用していますが、チューブに沿ったストライプの代わりに、配管外周に取付けたバンドで色を示しています。

フィッティングが取付けられていない一般的な長さの配管を使用した方が便利な場合もありますが、より具体的なものを必要とされている場合もあります。 場合によっては、あらかじめかしめてあるエンドフィッティング付きの配管が必要な場合もあります。また、装置の特定の場所に合った寸法を探して、交換することもあります。 一部機器のパーツには、そのモデルに固有の特殊なエンドフィッティングも含まれています。 このため、機器メーカーが指定したフィッティングが付属しているアセンブリを全交換することをお客様に推奨することがあります。 このようにアセンブりを全交換をする際は、製造元のカタログまたは部品番号を特定し、それを交換する方法が望ましいです。 幸い、Agilent LCを使用しているお客様は、そのモデルに適合するように、ポピュラーなアセンブリを販売しています。これらは当社のWebサイト(キャピラリステンレス配管アセンブリ)に掲載されています。

製品選択の確認用に、これらの配管アセンブリの使用方法、サイズ、取付箇所を以下の表にまとめました。 これらのうちのいくつかは、他の装置でも一般的な目的で使用されていますが、この表の装置で指定されている箇所には、決まったサイズの配管が必要です。 ほとんどのAgilent HPLCでは、溶媒モジュールとオートサンプラのサンプル注入バルブ間の配管内径は0.25 mmです。 同様に、サンプル注入バルブから検出器までの配管は、バンドの広がりを最小にするために内径0.17 mm以下の配管を用います。

お読みいただき、ありがとうございます。