芳香族・酸素化合物用｜Rt-TCEP GCキャピラリーカラム, 30 m, 0.25 mm ID, 0.40 µm

ガソリン中の芳香族・酸素化合物の分離に最適な高極性GCカラム

多くのガソリンには、n-ドデカン（C12）までの脂肪族炭化水素が含まれています。芳香族および酸素含有化合物を明確に識別するには、ベンゼンがC11以降、トルエンがC12以降に溶出することが望まれます。Rt-TCEPカラムは、非常に高極性の固定相を採用しており、ベンゼンの保持指標（RI）を1100以上に引き上げることで、ガソリン中の脂肪族炭化水素とアルコール類・芳香族化合物との高精度な分離を実現します。

本製品は、ASTM D4815に規定される石油中酸素化合物分析向けTCEP充填カラムと同等の高極性を持ちながら、キャピラリーGCカラムならではの高い分離効率を実現。他の高極性GCカラムでは得られない独自の溶出パターンで、複雑な成分も高精度に分離できます。

Rt-TCEPカラムは、非結合型固定相を、カラムの耐久性と長期安定性を高めるために設計された特殊な表面にコーティングした、高極性GCカラムです。 溶媒による洗浄は、固定相を損なうおそれがあるため推奨されておらず、通常使用では特別なコンディショニングも必要ありません（ただし最高使用温度に近い条件で使用する場合を除きます）。